【朗報?】父と和解しました
父との関係 - とけちるのブログ https://toketetiru.hatenablog.com/entry/20190329/1553817656
上の記事で書いてますが、わたしは父と折り合いが悪いです。
娘を妊娠中に、もう耐えきれないと思う出来事があり、2017年の年の瀬に、絶縁するとLINEで宣言しました。既読無視だったので、トークを消し、アカウントを非表示にしました。それから、何度か電話がありましたが、全部無視。
そんな状態から、進展がありました。きっかけは、昨日の昼間。父から着信がありました。
無視しようかとも思いました。父と関わるとろくな事がないし疲れるし。でも、連絡をしてくるということは、今後も関わり合いを持ちたいということなんだろうか。いつまでも避けてモヤモヤが解消しないのもしんどいな...。
色々考えたのち、渋々電話をとりました。「話がある。今度の日曜日休みだから、そっちに行く」とのことでした。話って何?と聞いても、とにかく会って話したいとの一点張り。
ていうか、絶縁宣言したよね?なんでなんともなかったように電話してくるんだろう。その態度がもう嫌だ。何考えてるかわかんない。せめて、何を考えてるのか知りたい。今後わたしと関わりたいのか、関わるつもりなら、今みたいな気持ちでは関われない。ちゃんと聞いてもらえなくてもいいから、全部話そう。それでもとんちんかんなことを言うなら、改めて今度は眼前で絶縁を宣言しよう。と思い立ち、日曜まで待てなかったので車で2時間ちょいかけて実家へ。
帰ると妹がいたので、先に事情を説明。
間もなく父帰宅。どう切り出していいかわからず、無言。しばらくして妹が「今日は話があるんだって」と助け舟を出してくれました。
それから、父が「(のーさんの)仕事は順調か」「娘は元気か、一緒に暮らしてるんだろう?」と言いました。「いいえ、暮らしてません」とわたしが言うと「なんでや」と返ってきました。わなわなと震える手をおさえながら、「どうして?娘を妊娠して、報告したとき、あなたは目も合わせず、おめでとうの一言もなかったのに。そのあなたに、娘とのことを、とやかく言われたくはない」なるべく静かに答えたかったのですが、語気が強くなってしまいます。
父は、ちょっと待ってと言って部屋を出て、ひとつの鞄を持って戻ってきました。そこから14年前の書類を取り出し、「これのせいで、俺は大変だったんだ」と説明を始めました。
父の主張によると、祖父(父の父)と叔父(父の弟)の共謀で金銭的に苦しめられ、家族から孤立し、精神的にも余裕がなかったと。しかし祖父が亡くなり叔父とも自然と疎遠になり、父を苦しめていた諸悪の根源が消え去って、問題解決した頃には、もうわたしとの関係なんてとっくに崩壊していた。
次に電話をとってくれたとき、ちゃんと話そうと思っていた。全部説明して、土下座しようと思っていた。でもずっとわたしが避けていたから、今になってしまったと。
わたしが家を出ることになったときだって、悩んだ(らしい)
やっと電話に出てくれて、声が出てるんならよかったと思ったと言われました。(実家にいたときから失声症になったりしていたので)
「入籍したときだっておめでとう無かったじゃん」には「だって報告なかったし」と。
「妊娠報告におめでとうが無かったのは?」には「お前自身の妊娠の話だなんて思ってなかったんだよ、だって子供いらないって言ってたし」と...。
とにかく、父の事情は聞けたし、妙な勘違いやすれ違いなどあったけど、問題なのは今後のことで。
今後は、もう嫌な思いはしたくないし、コミュニケーションがちゃんと取れないなら、関わらないから。
と、言うと、父は頷きました。
初めて、父に、言葉が届きました。
2時間ほど話したあと、また帰らなければならないので、切り上げて帰りました。
帰りは2時間半かかりました。車の中で1人、ぐるぐると考えていました。
苦節20ウン年、やっとこのときがきた。
一生来ないかもしれないと思っていた、父に自分の気持ちを話し、尚且つ父も話してくれる日が、こんなにあっさり、来るなんて。
嬉しい気持ちにまではならなかった。どこまで通じたのかわからないし、人間そうそんなに簡単に変われないから。期待しては裏切られて。いつもそうだったから。
でも、父と話したのに、いつものどうしようもない怒りやもどかしさがこみあげてこないだけでも、それはすごい進歩で。
絶縁宣言をしたあの日非表示にしたアカウントを、トーク欄に復活させた。
「今日は話ができてよかったよ、話してくれてありがとう」と、恐る恐る送ってみた。
いつも通りの既読無視かと思ったら「道中気をつけて、来てくれてありがとうね」と返事が来た。絵文字付きで。
わたしね、初めて父から返事をもらうんです。しかも、相手を思い遣った言葉と、ありがとうが添えられてある。
ありふれた、親子の会話。
望んでいたはずの光景に、まだ現実味がなく、薄気味悪ささえ感じてしまう。
なれるんだろうか、今からでも。
思い遣りを持ち合える関係に。
期待するのが怖い。
なので、程々に、今後の動向次第で接していこうと思います。
父のことは、まだ許せていないけど。
いつか許せるようになるのかな。