とけちるのブログ

今までのこと、日々のこと、思うこと。

母との関係

自己紹介でも書きましたが、わたしは母が大好きでした。

母は、周りの人からするとどうしようもなかったかもしれないけど、子のわたしには充分でした。

腕を出すと、包んでくれる。抱きしめた時のぬくもり。一緒に笑った。気持ちを話してくれた。ごはんをつくってくれた。

小学校低学年のとき、下校時に部団から外れて寄り道したりした。そうしたら、たまに、母がやってきてくれて、手を繋いで帰る。それがたまらなくうれしくて、わたしはわざわざ帰り道をゆっくりゆっくり歩いた。そんな子でした。

幼い頃、母からの愛情がなければ、もっと人生は暗いものになっていたと思います。

その母を、『母』と思うのをやめようと思ったのは母が再婚したときでした。

離婚した際、父に「母は死んだものと思え」と言われました。

わたしは、いきなりそんなことを言われてもと思い、父に隠れて母と会っていたりしました。

母は喜んでくれるし、わたししか本音を打ち明けられる人がいないと、離婚する前からよく言われていたので、母の役に立ちたいと思っていたからです。

わたしが17のとき、母は再婚相手の子を産みました。

そして、再婚相手の子の母をしている母を見たとき、「あぁ、わたしの母ではなくなったんだ」と思いました。

けど、それからも、会っていました。

母と思えなくても、友達として付き合っていってくれたらいいと言われていました。

わたしも母のことは、実際、母としてよりは、腐れ縁の友のような立ち位置だと思っていたので、以降も変わらずフランクに会っていました。

が。

家を出て、地元を離れ、母と会うことがぱたりと減りました。

そして何故だか、今になって、母を許せない自分が大きくなり、母にどう接していいかわからなくなってしまいました。

母は再婚しましたが、姑さんとうまくいかずに離婚し、今はひとりです。

精神を病み、手帳を持っています。

何度も入院していて、仕事もできず、職業訓練所に通っています。

母が幸せになるためだと、我慢してがんばってきたのに、どうして母は幸せになってくれないの?どうしていつまでも泣いているの?

わたしも余裕がないのに、しんどい日々が続いてるとメールがくると、これ以上支えられないという気持ちがあふれて、苦しくて、でも好きだった母を突き放すこともできなくて。

父のことは、最初から好きでもなかったし、愛情も恩もないですが、母は違います。

好きな人を、恨むのは、苦しい。

父のことでも悩んでいますが、母のことでも、頭を抱えています。

今も、連絡を無視している状態です。

たまにメールがきます。

父が話したのでしょう、わたしが母になったことを知っていると書かれてありました。

実は父と母には、今も関わりがあるようです。

もういい大人なので、2人がどうしようと自由ですが、わたしの使っていた部屋に母が出戻るかもしれないと父から聞いた時はさすがにキレてしまいました。死んだと思えと言ったのはあんただろと。

そんなこともありまして、関わるとろくなことがない、頭痛のタネがいつまでも尽きない、そんな家です。

父と母には、娘を会わせていません。

今後も、絶対関わらせません。

わたしが父母と絶縁しようと決意したのは、娘ができたからです。

娘だけは、巻き込みたくない。

娘のおかげで、決意ができたのです。

娘から、おじいちゃんおばあちゃんを取り上げてしまうことは、心苦しいです。

のーさん(夫)のお母さんは、すでにこの世におりませんので、わたしの母がいないとなると、娘におばあちゃんという存在は完全にいないことになります。

娘を妊娠したときや産後、つらかったとき、母がいてくれたらと何度も願いました。

でも、そんなとき、母はいません。わたしが苦しいことも、知る由もない。

わたしは、寄り添える母になりたい。

娘の助けになれる、母になりたい。そう願います。